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中国地方の桜探索 [旅]

今年も桜の季節がやって来た。
毎年、この時期になると気持ちがウキウキしてくる。
毎年、どこの桜に会いに行こうか、出会えるのか、とてもわくわくしてくる。

さて、今年は・・・

中国地方の桜取材に行こう!

そう思って、岡山の天然記念物、醍醐桜に会いに行くことにした。

満開の桜、ピークはたったの一日と言われている。その一日を見極める難しさが、桜取材の醍醐味と言えるだろう。

岡山県真庭市、落合にある醍醐桜は、樹齢700年とも、1000年とも言われているヒガンザクラで、1332年に後醍醐天皇が隠岐配流の際にこの桜を見て絶賛した伝説から、こう名付けられた。




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満開の醍醐桜




少し桜から離れ、日本の滝百選に名を連ねる、神庭の滝まで足を伸ばした。

西日本最大級の滝で、その迫力は大変すばらしい。




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神庭の滝




醍醐桜の近くに、県内2番目の大きさの岩井畝大桜がある。そして、後谷の桜本寺のヒガンザクラもなかなかの名木。この三つがすぐ近くにある奇跡。やっぱり桜取材は面白い。




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岩井畝大桜




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桜本寺の桜




最後に新庄村のがいせん桜と新庄宿に向かった。がいせん桜はまだ三分咲きくらいだったが、古い町並みとの調和が美しく。感動した。

今年はあまり時間が取れなかったけど、その分濃い内容の楽しい旅だった。




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新庄宿のがいせん桜と古い町並み





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播州梅紀行 [旅]

少しずつ寒さも緩んできて、チラホラと花の便りが届き出しました。

所々で梅の開花も始まっています。今年は例年より少し遅いとか。

でも、春の足音が近づけば、おのずとウキウキしてくるもの。今年も花粉の脅威と戦いながら、各地の花風景を探してみようと思います。


今年は、播州の梅林巡りを計画していました。途中、宝塚にある中山寺が、ちょうど梅の見頃を迎えてるとのことで、ちょっと寄り道。

境内(と言ってもかなり広い)にある梅林公園の梅は満期。白梅、紅梅の彩りが見事でした。


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中山寺の梅


姫路の少し先の、たつの市にある綾部山梅林をめざしていたのですが、世界の梅公園と言う場所と勘違いをしていました。でも、ここも梅が満開との情報を得て、急遽撮影することにしました。

ここの梅林も見事でした。


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世界の梅公園の梅


その後、従来の目的地だった綾部山梅林に向かいました。

ここも、ピークを迎えていて、満開の梅林と播磨灘のコントラストがとても美しかった。


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綾部山梅林と播磨灘



帰りがけに、神戸の夜景を撮りたいと思って、奥再度ドライブウェイに向かいました。

諏訪山のウ”ィーナスブリッジから、神戸の夜景を撮影しました。


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神戸の夜景


今回の撮影はここで終了しました。

もうすぐ桜の季節になります。今年は色々と動き回りたいと思っています。


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熊野、黒潮巡り [旅]

熊野取材の時に、度々お世話になっている尾鷲のホテルに滞在し、翌朝、日の出の撮影のため、朝五時に起床。尾鷲湾の夜明けの撮影に向かいました。

ところが、以前に何度か訪れていた、尾鷲湾を一望できる展望所(展望台ではなかったと思うけど)がなくなっていてがっかりでした。

仕方なく、カーナビを頼りに尾鷲湾を一望できそうな箇所を探していたら、なんと、「日の出の絶景スポット」なる立て札を発見!

無事、夜明けの撮影を行うことができました。



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尾鷲湾の夜明け



この日は天気に恵まれ、美しい黒潮の景色を堪能することができました。

先日に書いた、須賀利の集落に向かう途中で、南伊勢方面に広がる熊野灘が大変美しく、時間を忘れるほど撮影をしていました。




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優美なる熊野灘




熊野と尾鷲間の海沿いを走る国道311号線を走行。途中の波田須のいう町に、クスノキの巨木があり、熊野灘の青に緑のコントラストが見事だった。




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クスノキの巨木と熊野灘



熊野には何度も訪れていますが、その度に新しい発見があります。

「神の宿る風景」

熊野をそう表現する人がいました。

熊野取材は、神々と向き合えた様な、そんな旅でした。

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南紀、熊野の旅 [旅]

三重県の南端に位置する熊野。
熊野古道は、2004年に世界遺産に登録されて、脚光を浴びました。「紀伊山地の霊場と参詣道」というのが正式名称で、その範囲は紀伊半島全域に及ぶそうです。
熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を詣でるための参詣道。
古人は、伊勢参りを済ませた後、熊野詣でに向かう、伊勢路と呼ばれる参詣道をひたすら歩きました。

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熊野古道、松本峠

熊野はかなり遠い。大阪、名古屋からも、ほぼ半日かけないとたどり着けません。まさに陸の孤島といった感じです。
それ故、未だに昔の面影が残っている地域がたくさんあります。
その中でも、尾鷲市にある須賀利と呼ばれる地域は、特に魅力的な集落で、山側の道が開通するまでは、船を使わなければ行けない地域でした。
山側にへばりつくように建つ民家と、漁村の雰囲気が特に趣があります。
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尾鷲市、須賀利の漁村風景

後日、また続きを書きます。


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清流行脚 [旅]

清流行脚「紀伊山地の水巡り紀行」

 日本風景写真協会、奈良第二支部の写真展が、5月24日から29日まで開催されました。今回はエントランスの作品と通年通り、2作品を出展しました。

 24日の写真展準備のあと、少し紀伊山地の撮影に出かけました。

 紀伊半島は、手つかずの原生林が広がる秘境。その広大な森が作り出す水の美しさは、世界一と言っても過言ではないと思っている。

 そんな紀伊山地の清流巡りに出かけてみました。




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広大な森が作り出す世界一の水質。日本の財産だと思う/奈良県 下北山村




 去年から通行止めが続いていた、笹の滝に通じる山道が開通したようなので、数年ぶりに行ってみることに。

 笹の滝は、日本の滝百選に名を連ねる、名瀑。滝そのものも迫力があるが、滝壺から流れる渓流の岩肌が美しく。それをメインに撮影した。

 その渓流の水質も、もちろん一級品!




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滝そのものを脇役に、渓流の流れをメインに撮った/奈良県 十津川村・笹の滝




 紀伊山地の渓流は、川底が小粒の砂礫でできていて、これが、濾過装置働きをする。これが、美しい水質を保つ要因になっているものと思われる。

「輝く水」の言葉がふさわしい、紀伊山地の水。これこそ、日本の財産だと思っています。




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新緑と清流の対比が素晴らしい。秘境の渓流/奈良県 十津川村





瀬戸情話 [旅]

瀬戸情話「年明けの瀬戸内海を巡る旅」




今年の年始はとにかく暖かい。異常気象の前触れなのか、温暖化は深刻な問題だと思います。

今年は雪もあまり期待できず、仕方なく穏やかな瀬戸内の旅をすることにしました。



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瀬戸の日暮れ。焼け方はイマイチだったが情景は最高だった/広島県 福山市




瀬戸内海は、世界的にもまれに見る海岸美で、砂浜に青い松林、そして点在する小さな島々など、ひとつの地域で多様な景観を堪能できた。でも、最近は工業地帯に換わり、都市化も進み景色も変わりつつあるのが残念です。

瀬戸内海と言えば、映画の舞台にもなった歴史のある港町、鞆の浦が人気。江戸時代から続く海上交通の要所として繁栄した港。シンボルである常夜燈は1859年に建てられたそうです。鞆の浦の古い町並みは、被写体としての魅力も十分です。

撮影ポイントとして、福山市から鞆の浦に行く道で、グリーンラインと呼ばれる道があって、所々に展望所があります。ここから、鞆の浦の港の様子や、仙酔島を絡めて逆光気味に撮影すると絵になります。この日はガスが懸かっていて残念でしたが、朝日、夕日の時はおすすめの場所です。




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鞆の浦の古い町並みが旅情をさそう/広島県 福山市




瀬戸内海国立公園は、日本で初めて指定された国立公園です。その美しい景観を写真に表現するには、逆光で島々をシルエット気味にして、俯瞰で撮ってやるといい。そのために、小高い山に登っての撮影となりますが、地図を見れば至る所にそのような場所があるのでポイントには困らないと思います。

その中であえてポイントを上げると、まず、岡山県、倉敷市にある鷲羽山がありますが、ここは西側に瀬戸大橋が架かっているので、夕日の撮影には不向きです(もちろん瀬戸大橋をメインに撮影する分には問題はありませんが)。ここから少し西に行った、三百山から狙った方がいいと思います。

あと、岡山県笠岡市の栂丸山から眺める笠岡諸島も素晴らしい景観です。山頂付近のテレビ塔下からの眺めは最高です。ただ、この日はガスのせいで見通しが悪く、撮影はしましたが、掲載はやめました。

瀬戸内海はまだまだ撮影し足りない地域。また最高のコンディションで撮影に臨みたいと思います。




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鷲羽山から望む瀬戸内海。瀬戸大橋に連絡船をポイントに入れて撮った/岡山県 倉敷市






冬風烈波 [旅]

冬風烈波「冬の日本海、山陰の旅」




今回の旅は、山陰方面です。

島根県の松江から石見の浜田海岸までの、冬の日本海取材を紹介します。

日本海の撮影と言えば、やはり冬が一番。西高東低の気圧配置が、北風を生んで荒々しい日本海の情景を作り出します。寒く厳しい冬の情景に、日本海の雰囲気がよく合うと思います。





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荒々しい冬の情景。荒波の上をウミネコが飛び交う/島根県 松江市




この日は鳥取で取材した後、松江に入りました。冬の日本海がテーマだったので、海沿いの道を走り続け、随所で三脚を立てました。

鳥取県の境港から橋を渡ると、島根県の美保関に入ります。美保関灯台のある地蔵崎から、旧島根町の海岸線を通り、数カ所で撮影しました。荒々しい磯と砕ける波、その上を飛び交うウミネコの群れ。冬の日本海を満喫できた取材でした。

松江と言えば宍道湖。言わずと知れたシジミの名産地。途中で立ち寄った食堂で食べたシジミラーメンが美味でした。

JR西日本、山陰本線に沿うように走る国道9号線。日本海沿岸をひたすら西に向かう。世界遺産、石見銀山のある大田は素通りして一気に浜田まで走りました。




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石見畳ヶ浦の海岸を洗う波。スローシャッターでぶらした/島根県 浜田市




石見海浜公園の近くに、石見畳ヶ浦と呼ばれる海岸があります。ここは、礫岩が波によって削られてできた千畳敷の海岸。広さは東京ドームより若干広いほどの大きさがあります。

冬の日本海は、基本、曇り空が多く、この日も例外ではなかった。でも、夕方まで撮影した後、どんよりとした雲間から夕日が差し込み、素晴らしい冬の日本海の情景が目の前に広がりました。自然の気まぐれに、ただただ感謝です。

日が落ちた後、浜田の駅近くの食堂で、鰻重をおいしくいただき冬の日本海を後にしました。




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雲間から差し込む光が、暗い日本海の海面を照らしていた/島根県 浜田市





桜花秋景 [旅]

桜花秋景「春と秋に咲く四季桜と紅葉の共演」




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桜と紅葉の共演。どちらも主役級の存在感/愛知県 豊田市




 今回は三河地方に、春と秋に二度咲く四季桜と呼ばれる桜と紅葉の共演の撮影に出かけた。豊田市、小原地区は、エドヒガンザクラとマメザクラの雑種である四季桜が、10月から12月にかけて咲きほこる。
 その土地に暮らしていた漢方医が育てた桜の木を、地元の人々が苗木を植樹して、約8000本もの木々へと成長した。

 今回の旅は、鉄道を利用しての旅。近鉄特急で名古屋まで行き、そこから名鉄線で豊田市駅まで。そこから地元のバスで小原地区まで、約5時間の旅程。

天気がイマイチで、今にも降り出しそうな空模様。でも、何とか持ちこたえた天気のおかげでフラットな光線状態の好条件での撮影となった。




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桜の最盛期は若干過ぎていたが、紅葉の時期とのコンビネーションが大切/愛知県 豊田市



 公共の交通機関での撮影取材は、正直、趣味の延長のようなもので、効率はよくない。時間に縛られ、撮影に集中できない等のマイナス点も多い。

 旅の途中のスナップ撮影など、それに見合った撮影取材をしなければならないと痛感した取材となった。




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桜と紅葉の日本でも珍しい絶景の彩りが面白い/愛知県 豊田市





秋色散策 [旅]

秋色散策「秋の東北を巡る旅」




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小安峡の紅葉と清流のコントラストが見事/秋田県 湯沢市




 東北の紅葉は特に美しい。裏磐梯、安達太良山、栗駒山、八幡平、奥入瀬、八甲田など。その中でも、特に栗駒山の紅葉は素晴らしい。どれだけ紅葉のできが不作な年でも、たいがい、栗駒山に行けば外れはないと言うほど。今回は、栗駒山から小安峡にかけての旅を紹介する。

 栗駒山とは、岩手県、秋田県、宮城県にまたがる、日本二百名山のひとつ。麓にある栗駒高原は、温泉や湿原が点在するたおやかな高原。
 紅葉が素晴らしく、シーズン中は多くの観光客で賑わう。




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栗駒山の紅葉は色付きも鮮やかでコントラストが美しい/岩手県 一関市




 この日は、一関インターから西へ向かい、栗駒山へ。途中にある須川橋付近は特に絶景で、美しい彩りに感動した。

 栗駒山頂付近の見所は、野鳥の森の湿原地域。栗駒山荘ホテル付近からの眺めは最高。

 栗駒山頂から栗駒道路を通り、小安街道に入って小安峡に。皆瀬川と紅葉のコントラストが見事で、V字の深い渓谷に紅葉の彩りが映える絶景ポイント。この付近は温泉も豊富であちこちから湯煙が上がっている。

 今回はこのルートを往復しただけだが、十分紅葉取材を楽しめる地域。是非ゆっくりと回ってほしい。




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栗駒山麓では収穫作業で賑わっていた/岩手県 一関市





色彩美麗 [旅]

色彩美麗「北関東の紅葉旅情」




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日の出とともに斜光線に照らされた紅葉が輝きだした/栃木県 日光市




 日光の紅葉と言えばいろは坂に華厳の滝などが有名だが、今回は少し違う地域を紹介したい。

今回は、群馬県、沼田市から、日本ロマンティック街道と呼ばれる国道120号線を通り、栃木県の日光を経由して、関西屈指の温泉地である鬼怒川温泉から奥鬼怒の温泉街までのルートをたどってみた。

 日光周辺は、素晴らしい紅葉の名所。彩りも美しく、東北の紅葉に近い感じ。秋のシーズンには多くの観光客が訪れる。

沼田のホテルを日の出前に出発して、国道120号線を東に向かい栃木県、日光市に入った付近で日が昇り始めた。朝日に照らされ、山の紅葉が美しく輝き始めた。最初の作品がこの時の撮影。

その後、奥日光の代名詞的地域、戦場ヶ原やいろは坂を通って、鬼怒川沿いを北上。

鬼怒川温泉付近のある竜王峡は、奇岩、怪岩がつづく谷間。ここも紅葉が素晴らしい地域。




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竜王峡の紅葉。色合いが美しかった/栃木県 日光市




 鬼怒川は川治温泉付近で大きく西にまがり、奥鬼怒の温泉地に続く。この付近の紅葉も素晴らしく、秘境の趣が感じられる地域。

途中にある蛇王滝は、紅葉の山から流れ落ちる姿に魅了される。

奥鬼怒温泉付近も、紅葉が美しい。秘境の温泉地で体も心もリフレッシュできる。

今年の台風の影響で氾濫し、大きな被害を出した鬼怒川。自然は時々我々に牙をむく。決して奢ることなく、自然と向き合っていくしかないと思う。

被害からのいち早い復興をただ願うばかり。




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紅葉の山を流れ落ちる姿に感動した/栃木県 日光市・蛇王滝





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