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滋賀県、湖北の桜取材 [撮影地ガイド]

 今年の桜はとにかく開花が早い。気象庁が滋賀県の桜の開花を平年の1週間も早い開花と発表した。京都には美しい桜の名所が数多くあるが、その流れを汲む滋賀県も桜の銘木が多数ある。今年はそんな滋賀県の桜の取材を試みた。

 滋賀県の観光といえばやっぱり琵琶湖が挙げられるが、大津市街地は琵琶湖畔のリゾート化が進み、写真的な魅力は無くなってしまった。しかし、琵琶湖の湖北方面は、まだ豊かな自然が残されている地域である。湖北とは主に、東の沿岸は米原市から長浜市、西の沿岸は高島市のマキノ町、近江今津付近のことで、この付近には桜の名所や、隠れた景勝地が多く、琵琶湖作品の傑作の多くは、この湖北で生まれている。

 高島市マキノ町にある清水の桜は、樹齢300年を超えるエドヒガンザクラで、県の自然記念物に指定されている。「見返りの桜」とも呼ばれているとのことです。




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清水の桜




マキノ町から木之本町にかけて湖岸に沿った道路がある。これが海津大崎で、ここは桜の名所で、数千本のソメイヨシノが咲き乱れます。海津大崎の先は湖岸に沿った道路で、高低差のある道路がなので、つづら尾の展望所などから琵琶湖を見下ろすアングルで撮影できる。




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海津大崎の桜




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つづら尾展望所から望む琵琶湖




 米原市の東、近江長岡の駅の近くにある清滝寺徳源寺には、立派な2本の枝垂桜がある。三重塔と桜の調和が素晴らしい。ただ、最近の桜の傾向として全般に言えるのだが、周りに人工物が沢山あり、思うようなアングルで撮影ができない個体が多い。特に寺院にある桜は立ち入りを防ぐための策などが張り巡らされていて、なんとも不格好である。せっかく桜を愛でる性質の日本人なのだから、マナーをしっかり守って桜の魅力を損なわない努力をしてほしいと思います。




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清滝寺徳源院の枝垂桜



 あいにくの雨で、しかも午後から嵐になってしまい、撮影は不可能になってしまったが楽しい桜巡りの旅でした。しかし、コロナウィルスの影響により、今年の桜取材はこれで終了となってしまいました。


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