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水郷風夏 [旅]

水郷風夏「戦国時代の城下町、近江の里を巡る」




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近江の水郷巡りの船着き場。古い町並みも垣間見える/滋賀県 近江八幡市




 今回の台風の被害は甚大だった。秋雨前線の影響で雨模様も続いた。当初言われていたとおり、今年の夏は冷夏だった。その合間に覗いた青空。今回は澄み切った空を堪能しながらの旅となった。

 今回の旅は、豊臣秀吉が築いた城下町、近江を巡った。滋賀には何度も足を運んでいるが、ほとんど琵琶湖中心の旅で、あまり市街地を回ったことがなかった。なので今回は、鉄道を使って近江の町並みを巡ってみようと思った。


 近江八幡は、豊臣秀吉が商業都市として発展させた、近江商人発祥の地。特に琵琶湖と陸地を結ぶ重要な地で、城がいくつも造られた。

 近江八幡駅から、北に2キロほど行ったところが、新町通り、永原通りと言った古い町並みが保存されている地域。近江商人たちの歴史を感じる。

 日牟礼八幡宮のそばにある八幡堀は水郷巡りの発着場と古い町並みが共存した風景が魅力。夏の情緒が楽しめた。

 東近江市と彦根市の境を流れる川は愛知川。JR稲枝駅から琵琶湖に向かって、愛知川沿いをひたすら歩いた。撮影しながらではあるが、約2時間かけて、7キロほど歩いた。

愛知川は近江の農業に欠かせない水源。川沿いは生活の営みを感じる町並みや、手つかずの自然も多く、被写体は豊富。




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夏の愛知川。自然と生活が共存した風景が魅力/滋賀県 彦根市




 その後、彦根のシンボル的存在、彦根城に行ってみた。いまではゆるキャラのはしり的存在のひこにゃんで有名だが、もともと彦根城は国宝4城のひとつで歴史的価値も高い。

井伊35万石の城下町である彦根の町には、その歴史を偲ぶ町並みが残る。彦根城周辺にも、大名庭園だった玄宮園など、歴史的価値の高い見所も多い。

 彦根城から琵琶湖まではすぐそこ。彦根城観覧のあとは、琵琶湖での夕景撮影で今回の旅は幕を閉じた。




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国宝の彦根城は佇まいそのものが最大の魅力/滋賀県 彦根市






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